亀渕友香 死去した死因の病気 肝細胞がんはステージ4だったのか?入院から死去までの時間で予想してみた。
ボイストレーニングのカリスマとして多くのアーティストにボイストレーニングをしてきた、ゴスペル歌手の亀渕友香さんが、以前から入院していた病気の肝細胞がんで死去しました。
死因は「肝細胞がん」と発表があったのですが、ステージや治療方法などは報道されていません。
そこで私は亀渕友香さんの入院時期から死去した時期の短さから、肝細胞がんのステージについて予想してみました。
Contents
【亀渕友香 死去の死因 病気の肝細胞がんとはどんな病気か?】
亀渕友香さんの死因となった病気の肝細胞がんですが・・・実はちょっと難しいんです。
肺がんには肺腺癌を中心に4つに分類されていますが、多くの人は肺がんと総称しますよね??
同じ感覚で言うと、亀渕友香さんが闘ってきた肝細胞がんは肝臓がんだと思っていただいて結構です。
とは言っても、当サイトは癌について書いているサイトでもあるので、せっかくですからもうちょっと詳しく説明しましょう・・・。
誰しも聞いたことがある「肝臓がん」は、肝臓自体から発症する「原発性肝がん」と、他臓器のがんが転移して起こる「転移性肝がん」の2つに分けられます。
ここまではなんとなく分かりますよね??
転移と聞くと、すぐにステージ4をイメージする人がいますが、これはちょっと違います!
そもそも肝臓という臓器は、栄養分などを取り込んで体に必要な成分に変えたり、体内でつくられたり体外から摂取された有害物質の解毒・排出する役割を持っているので、血液の流れからいっても、他の場所にできたがんが転移しやすい臓器なんです。
さて「原発性肝がん」と「転移性肝がん」に話を戻しますが、最初の「原発性肝がん」が発生部位によって更に分けられます。
それが「肝細胞がん」と「胆管細胞がん」なのです。
まあ、いろいろ難しい話を書いてしまいましたが、肝細胞がんが9割近くを占めることから、一般的には肝臓がんといえば肝細胞がんのことを指しているのです。
それで・・・最初に戻りますが、亀渕友香さんの死因は肝臓がんと判断していい!ということになるんですね。
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【亀渕友香 死因の肝細胞がんのステージ概要と余命】
続いて、亀渕友香さんの死因となってしまった病気の肝細胞がん・・・。
次に肝細胞がんのステージ概要と5年後の生存率(一般的に余命と言われている)をまとめてみます。
しかし、これがまた難しい・・・。
普通の癌のステージ概要は各ステージ1行で終ることが多いのですが、今回の肝細胞がんは難しいです。
ゆっくりいきますね。
《肝細胞がんのステージ概要》
①腫瘍が1つに限られる
②腫瘍の大きさが2㎝以下
③脈管(門脈、静脈、胆管)に広がっていない
①~③すべてに合致 …T1
2項目合致 …T2
1項目合致 …T3
すべて合致せず …T4
A:リンパ節・遠隔臓器に転移がない
B:リンパ節転移はあるが、遠隔転移はない
C:遠隔転移がある
ここでT1~T4とA、B、Cの項目を合わせて考えます!
T1のA…ステージⅠ期
T2のA…ステージⅡ期
T3のA…ステージⅢ期
T4のA、T1~T4のB…ステージⅣA期
T1~T4のC…ステージⅣB期
・・・となるのです。
おそらく読んでいて『え??意味わかんない』と思われた方も多いでしょう。
これは難しいです!
そこで、とても素晴らしい図をネットで拝見したので、引用させていただきます!
この図であれば、肝細胞がんのステージ概要が分かりやすいと思います!
(図引用元:http://www.jikeisurgery.jp/)
どうですか??
これなら分かりますよね!
ちなみに、肝細胞がんの各ステージの5年後の生存率(一般的に余命と言われている)は・・・
・ステージI期:54.6%
・ステージII期:43.1%
・ステージIII期:24.8%
・ステージIV期:9.4%
ステージ4にもなると、5年後の生存率が10%ほど・・・かなり厳しい癌であることがお分かりいただけたことでしょう。
そんな感じで、亀渕友香さんの死因となった病気の肝細胞がんのステージを考えているとき、彼女のステージが分かったような気がしたのです。
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【亀渕友香 入院から死去までの時間で、肝細胞がんのステージを予想】
最初に結論を言わせていただきますが、個人的には亀渕友香さんの肝細胞がんのステージは4だったと思っています。
なぜなら肝臓がんは沈黙の臓器と呼ばれており、初期症状が全くないと言われているのです。
なので危険!!なぜなら気づいた頃にはステージ4ということが普通にあるからです。
病気で入院したことは関係者の間では有名でした。
亀渕友香さんが病気で入院したことが発表されたのが、2017年8月・・・そして死去したのが10月23日・・・。
わずか2カ月です。
2カ月の間に外科手術を行ったとは思えません。
肝細胞がんの治療法には外科手術、抗がん剤、免疫細胞療法、放射線療法、陽子線治療、重粒子線治療などがありますが、ステージ4になると緩和ケアに入ると言われています。
亀渕友香さんの場合は入院からわずか数カ月で死去しているのです。
おそらくステージ4で手遅れだったのではないでしょうか??
これ以上は分かりません。
亀渕友香さんが死去した今、死因となった病気に関してこれ以上の情報も不要かもしれませんからね・・・。
天国で歌っているのでしょうか??
今は天国で、体の痛みから解放されて、気持ちよく歌っていて欲しい・・・そんな風に思っています。
亀渕友香さんのご冥福、心よりお祈り申し上げます。
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