木村唯の死去で横紋筋肉腫の生存率や症状が見直されている!
木村唯さん・・・ヤフーニュースで初めてご覧になられた方も多いと思いますが、アイドルグループ「花やしき」のメンバーだったアイドルです。
小児がんの横紋筋肉腫で死去した木村唯さん。
今回は木村唯さんの死去で注目されることになった、小児がんの横紋筋肉腫に注目してみました。
Contents
《木村唯 花やしきで追いかけた夢》
歌手で作曲家の故・平尾昌晃さんに才能を見い出した、小学3年生のアイドルグループ「花やしき」。
そこの1人のアイドルがいました。
当時9歳の木村唯さん・・・「清く・正しく・楽しく」を合言葉に多くの少女が芝居や歌を披露する『花やしき少女歌劇団』のメンバーだったのです。
しかし、ある時ステージに立った木村唯さんは片足がありませんでした。
https://t.co/v51RnB0VJE
浅草花やしき専属ご当地アイドルの木村唯さんの心にグッとくるお話です!
是非読んでみて下さい。もしご迷惑でなければ感想を聞いてみたいです!!
【拡散希望】多くの方のRTを希望します!! pic.twitter.com/md6Wtk02nj— Tsukasa Tonegi (@1214Akahana) 2016年4月2日
小児がんの横紋筋肉腫を患い、辛い辛い闘病生活を経て、2015年10月に愛する家族と1つ年上の彼氏から見守られ・・・天国に旅立ったのです。
今回は、木村唯さんに死去という悲しい現実を突き付けた横紋筋肉腫に注目してみます。
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《木村唯 死去の死因は横紋筋肉腫》
多くの癌がありますが、横紋筋肉腫を始めた聞いた人が多いのではないでしょうか?
簡単に説明します!
木村唯さんの死因となってしまった横紋筋肉腫は小児がんの一つで、骨や筋肉や脂肪といった、軟部組織にできる悪性腫瘍のことです。
子供に起こることが多く、3分の2の症例は10歳以下に発生します。
以前は絶望的な予後の悪さでしたが、今は医学が進歩して70%の子供たちが病気を克服するようになったと言われています。
しかし、横紋筋肉腫を患うのは免疫の少ない子供ということもあり、今もなお予後が悪い病気であることは間違いありません。
横紋筋肉腫の発生個所ですが、体のありとあらゆる場所に発生します。
最も多いのは目の周りや脳の表面近くの頭頸部で、全体の35%を占めています。
その他の発生場所として、前立腺などの泌尿生殖器、次いで手足(四肢)に発生するのです。
木村唯さんの場合、横紋筋肉腫は足に発生したのです。
《木村唯を襲った横紋筋肉腫の症状》
死去に至るほど怖い病気ですが、怖い病気ほど初期症状が無かったりします。
実は木村唯さんの命を奪った横紋筋肉腫がまさにそうでした。
初期症状は最初はなく、そこから加速度を増して増殖します。
筋肉の深部に腫瘤が発生して、高速で増殖し、大きくなって気が付く頃になると、神経が圧迫されることによる痛みが出るようになるのです。
木村唯さんの場合は足だったので、硬い腫瘤が急速に成長し、引きずり歩行のような症状が出たと思われます。
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《木村唯の小児がん 横紋筋肉腫のステージ分類》
これに関しては少し難しいので、あるサイトから図を引用させていただきました。
(画像引用元:https://www.jspho.jp/)
ヤフーニュースでご覧になられたと思いますが、木村唯さんの横紋筋肉腫は全身に転移し、抗がん剤も効かないほど悪化しています。
最終的には肺に水が溜まり、脳転移まで進行していました。
ステージⅣ・・・まさに末期の横紋筋肉腫だったのです。
脳転移でスマホすら握れない木村唯さん・・・それでも、最後の最後まで友達のことを想っていました。
こんな心優しい女の子の命を奪うなんて・・・本当に神様は不公平だと思ってしまいます・・・。
《木村唯が闘った横紋筋肉腫の生存率》
今回に限り、実は生存率(一般的に余命として判断されている)を書くことはやめようと思いました。
いつもなら、癌のステージごとの5年後の実測生存率を書いているのですが・・・今回はそんな気持ちになれないのです。
ただ・・・何も書かないわけにはいかないので、簡単な数字だけ書きます。
しかし、あまりにも術後の予後が悪い横紋筋肉腫だけに、転移のある・なしで5年後の生存率は大きく異なるのです。
転移がない場合・・・手術後の5年後の生存率は60%とアメリカで報告され、2017年現在は70%が治せるとまで言われています。
数字は正確ではないと思いますが、それだけ医学が進歩したということなのでしょう。
しかし・・・木村唯さんは全身に転移していました。
転移した場合の5年後の生存率は30%以下・・・もういいですよね?
これ以上は書きません。
今は横紋筋肉腫の生存率よりも、最後まで諦めずにアイドルとして生き抜いた木村唯さんのことを想いたいのです。
それにしても凄い・・・。
『私が同じ立場なら、足を切断しただろうか?アイドル活動を続けただろうか?』
考えても意味がないことと分かっていても、ついつい考えている自分がいました。
2015年10月14日、横紋筋肉腫によって死去し、天国に旅立った木村唯さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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